12年間子どもを育ててきて
- Kaori Kobayashi
- 9月11日
- 読了時間: 4分
子どもは大人をよく見ています。
私が悲しそうにしていれば、『どうしたの?』と子どもは寄り添ってくれます。
私がイライラしていれば、子どもは距離を取ろうとします。
私がニコニコ笑ってれば、子どもも自然と笑って安心しています。
子どもは大人をよく見ています。
子どもたちは、私たち大人が何を感じ、どう行動しているかをよく見ているんです。
これは、子育てだけではありません。
学校や保育園、習い事など、すべてにおいて同じことが言えます。
学校でも大人をよく見ている子どもたち 学校も、先生が子どもたちにとって「親」のような存在です。
先生がイライラしていると、子どもたちは不安になり、逆に楽しそうに授業をしていると、子どもたちもその気持ちを受けて楽しく学びます。
もちろん、勉強に得意な子もいれば苦手な子もいます。
得意な子は、勉強を楽しそうにしているから、先生もその子に目が行きがちです。
先生が求める通りに学習が進んでいくからです。
でも、学校はその子だけのものではありませんよね。
勉強ができない子もいるし、できる子もいる。
そして、学校という場所には、子どもたちだけでなく、保護者や校長先生、先生たちが集まっています。
みんなが一緒に作り上げる場所なんです。
だから、優秀な子=学校ではないんです。
すべての子どもが大切にされ、支え合っていける場所が学校です。
それが「学校」の本来の姿だと思います。
子どもの声を聞くことが大切 そこで、お願いがあります。
どんなに忙しくても、どんなにストレスがたまっていても、まず子どもの声を聞いてあげてほしいのです。
「できないんじゃないんです。できたいのにできないんです。」
子どもたちは、気持ちをうまく言葉にするのが難しいことがあります。
勉強がうまくいかない理由や、自分の感情を伝えるのが苦手だからこそ、私たち大人が耳を傾けることが大切です。
勉強ができない子どもがいると、どうしても「もっと頑張りなさい」と言いたくなってしまいますが、その前に「どうしてできないのかな?」と、まずは尋ねてあげてほしいのです。
子どもがその理由を話せないこともありますが、少なくともその一歩を踏み出すことで、子どもは安心して自分の気持ちを少しずつ表現できるかもしれません。
体調が悪いのかもしれませんし、もしかしたら私たち大人が原因かもしれません。
大人の言葉だけをぶつけても、子どもはうまく反応できないことがあります。
悔しさや不安が残るだけで、心に届かないことがあるんです。
だからこそ、「どうして言ったの?」とか「どうしてうまくできないのかな?」と、子どもの気持ちを理解しようとする姿勢が大事だと思います。
子どもたちが頼りにしていることを忘れないで 。
子どもたちは、私たち大人をよく見ています。
そして、私たちが思っている以上に、私たちの気持ちや表情に敏感です。
子どもたちは、私たちが笑っていると安心し、逆に不安そうだとそれを感じ取って心配になることもあります。
だからこそ、大人としての責任があります。
子どもたちは、私たちがどう反応するかを見て、心の中で「どうしたらいいのか?」と考えます。
大人が安定して、安心感を与える存在でいられるように、私たちも心を整えることが大切だと思います。
そして、できる子もできない子も、みんな同じように平等に大切にされるべきです。
どんなに得意なことがあっても、どんなに苦手なことがあっても、子どもたち一人一人が愛され、支えられていることを感じることができる環境を作りましょう。
最後に
私はこれからも、3人の子どもたちと共に楽しく過ごし、子どもの声に耳を傾けながら育てていこうと思っています。
子どもたちの気持ちを理解し、支え合っていくことが、私にとって一番大切なことです。
子どもたちは私たちを信頼し、頼りにしてくれています。
だからこそ、その信頼に応えて。 目の前の子どもたちを大人が見捨てないでください





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