第1話|集客が厳しい今だからこそ、変わるチャンスはある
- Kaori Kobayashi
- 7月1日
- 読了時間: 4分
更新日:7月1日
「最近、本当に問い合わせが減った。」

全国の工務店へ伺う中で、ここ数年、この言葉を耳にする機会がとても増えました。
住宅価格の上昇、資材価格の高騰、人件費の増加。
さらに物価高の影響で、お客様自身も家づくりに慎重になっています。
「今は建てるのを少し待とう。」「予算が合わなくなった。」「ローンが心配。」
そんな理由で家づくりを見送る方が増え、工務店にとっては厳しい状況が続いています。
実際に、全国では長年地域に根付いてきた工務店や住宅会社が廃業や倒産を選ばざるを得ないケースも増えています。
決して技術がない会社だったわけではありません。
家づくりへの想いがなかったわけでもありません。
むしろ、お客様を大切にし、本当に良い家を建ててきた会社ばかりです。
それでも時代の変化についていけず、仕事が減ってしまう。
私はその現実を何度も目の当たりにしてきました。
良い家を建てるだけでは選ばれない時代
昔は紹介だけで仕事が回る時代がありました。
完成見学会を開けば多くのお客様が来場し、新聞折込チラシを配れば問い合わせが入る。
地域で評判になれば自然と仕事が増えていく。
そんな時代です。
しかし今は違います。
家づくりを考え始めた方の多くは、まずスマートフォンを開きます。
Googleで検索し、Instagramを見て、YouTubeで施工事例やルームツアーを見て、会社の雰囲気を確認します。
つまり、お客様が工務店を知る入口そのものが変わったのです。
にもかかわらず、集客方法だけが10年前と変わっていない会社も少なくありません。
もちろんチラシを否定しているわけではありません。
地域密着の工務店にとってチラシは今でも大切な集客方法の一つです。
ですが、それだけでは届かないお客様が増えていることも事実です。
私が全国の工務店で感じた共通点
私はこれまで全国の工務店で動画制作に携わってきました。
会社の規模もさまざまです。
社員数十名の会社もあれば、ご夫婦で経営されている工務店もあります。
その中で共通して感じたことがあります。
それは、「発信を始めた会社は少しずつ変わっていく」ということです。
最初は皆さん口をそろえて言います。
「動画なんてやったことがない。」
「SNSは若い人がやるものでしょ。」
「社長が話すなんて恥ずかしい。」
でも、一歩踏み出した会社は少しずつ変化していきます。
現場の様子を発信する。
職人さんの仕事を紹介する。
家づくりへの想いを社長自身が話す。
それだけで、「動画を見て問い合わせました」というお客様が少しずつ増えていくのです。
これから必要なのは「伝える力」
工務店の魅力は、家そのものだけではありません。
どんな人が建てているのか。
どんな想いで家づくりをしているのか。
アフターフォローはどうなのか。
現場はきれいなのか。
お客様との関係はどうなのか。
こうした「人柄」や「想い」は、ホームページの文章や写真だけではなかなか伝わりません。
だからこそ、動画やSNSを通じて伝えることが大切になっています。
動画は派手な演出をする必要はありません。
スマートフォンで撮影した短い動画でも十分です。
大切なのは、続けること。
少しずつでも会社の魅力を発信し続けることで、お客様との距離は確実に縮まります。
時代が変わったなら、集客方法も変えればいい
「もう工務店は厳しい。」
そう感じている方もいるかもしれません。
ですが私はそうは思いません。
今でも地域には、本当に素晴らしい技術を持ち、お客様を第一に考えて家づくりをしている工務店がたくさんあります。
必要なのは、その魅力をもっと多くの人に知ってもらうことです。
家づくりへの想いがある会社ほど、その価値を自ら発信してほしい。
それがこれからの時代に選ばれる工務店になるための第一歩だと私は考えています。
次回は、「なぜ今、チラシだけではなく動画やSNSが工務店の集客に欠かせない存在になっているのか」について、私が現場で感じたことを交えながらお話しします。




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